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[X]ラボラトリー(臨床検査・基礎医学)

[X]ラボラトリー(臨床検査・基礎医学)の概要

臨床検査とは病気の診断と治療を助けるため、各種の分析手技および検査機器による測定法を取り扱う医学の一部門です。対象として人体全般、血液、髄液などの体液、胃液、短銃のような各種分泌液、便、尿、さらに組織診や細胞診などの体組織や臓器の切片などを検査します。昭和30年代初めまで、日本において臨床検査は医師自ら実施していましたが、昭和33年(1958年)検査技師の身分法が制定され、業務内容が拡大されるに従って、昭和45年(1970年)の法改正が行われ、病態診断に必要な諸検査を広く専門技師が担当することになりました。日本で近代的な臨床化学の基礎づくりが始まったのは、東京大学医科大学の隈川宗雄教授が医化学教室を創設した明治24年(1891年)のことです。当初は尿と脂質分析からスタートしました。第2次大戦後、米国医学の積極的導入により、臨床検査部門も機械分析の時代となりました。