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[H]眼科

[H]眼科の概要

近代の眼科医療は、1850年にドイツ人のヘルムホルツがベルリンの生理学会において直像型眼底鏡が発表されて後、大いなる飛躍を遂げました。眼底鏡によって網膜色素変性、網膜剥離、黄斑変性などさまざまな疾患が発見され、それまで「黒内症」として一括されていたものが明らかになったのです。1900年にはWolffが世界で初めて電気検眼鏡を考案し、日本でも大正2年(1913年)に内藤隆一氏が開発して製造販売を始めました。1925年にはNordensonが考案した眼底カメラがZeiss社から製造販売され、眼科医療はさらなる発展を遂げます。昭和28年(1953年)に内藤式の手持電気検眼鏡が野寄達司氏によって改良され、手持眼底カメラが考案されました。こうした明治以降の眼科治療機器、検査機器の発展は、それまでの洗眼を中心とした治療から検査主導の治療への移行を示しています。