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product製品詳細

手術用拡大鏡(国産初期)

しゅじゅつようかくだいきょうこくさんしょき

  • 手術用拡大鏡(国産初期)

手術用拡大鏡(国産初期)

しゅじゅつようかくだいきょうこくさんしょき

  • [H]眼科

管理番号:811

発売年:昭和30年(1955年)頃

製造:内藤眼光学研究所(現・ナイツ)

外形寸法:間口120mm×奥行き135mm×高さ40mm

製品説明:国産初期の手術用拡大鏡です。当時はまだ瞳孔間調節機能がなく、また、製造も医師個人向けのオーダーメードでした。手術用顕微鏡が出てくる以前には、細部の手術は眼鏡に拡大鏡を装着した双眼ルーペによって行われていました。双眼ルーペによる手術の最初の成功例は、1947年にLongmire WPが食道再建のために腸間膜動静脈を内胸動静脈に吻合した手術とされています。手術用顕微鏡の登場により双眼ルーペはやや存在感が薄くなりましたが、近年遊離組織(血行のある組織)移植手術の血管吻合に使用されたとの報告があります。