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化学天秤

化学天秤の概要

化学実験で質量測定や定量分析に用いる天秤です。分析秤とも言います。大きく2つのタイプに分かれ、初めに発明されたのは「度表天秤」はテコと振動の原理を使って2つの皿にそれぞれ試料と分銅を載せてつりあわせ、分銅の重量の和を読む方式で手動天秤と呼ばれていました。大正時代から日本に輸入され始めました。1945年にスイスのエアハルト・メトラーが開発したのが「直示天秤」です。手動天秤における分銅調節を自動化し、試料の質量をデジタル表示できるようにした画期的な化学天秤です。1つの皿に試料を載せて、その重量に相当する分銅を外してつりあわせる方式です。昭和23年(1948年)、島津製作所は日本で初めて直示天秤を開発しました。

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