保存協会概要

greeting理事挨拶

理事長挨拶

病気に対する診断や治療をするうえで、近年医療機器の重要性が急速に高まっています。
印西市立印旛医科器械歴史資料館では、医療機器開発の黎明期である大正時代にまで遡り、歴史的にも貴重な医療機器を、数多く取り揃えて展示してあります。これからの医療は医療機器を抜きにしては語ることはできません。そして、これまでにない診断法や治療法を生み出すためには、医療機器の進歩や発展の歴史を振り返り、まだ見ぬ新たな医療の姿を想像することがとても大切です。
当資料館は、医療機器に関係する医療関係者のためにだけあるのではありません。普段、医学や医療機器にはあまり馴染みのない一般の皆様のご来館も大いに歓迎いたします。医療機器の展示をご覧になることは、きっと医療の進歩やご自身の健康へ関心を持つきっかけになります。そしてそれは、当館を訪れた方一人ひとりの健康を大切にする気持ちへと繋がっていきます。
当資料館は、医療の進歩、そして来館者の健康意識の高まりをとおして、だれもが安心できる、健康な社会づくりに貢献すると確信しております。

理事長  安原 洋

資料館総監修・理事挨拶

安原洋先生

印西市立印旛医科器械歴史資料館の嚆矢は、1975年、第50回日本医科器械学会大会の大会長を務めた青木利三郎氏が記念事業として「医科器械の歴史展」を企画したことに始まります。氏は自ら全国の病院や大学を回り、歴史的な医療機器を精力的に集めました。収集する一方で旧家に伝わる江戸時代の医療機器の発見に努め、歴史的に価値のある医療機器の再現も行っています。
歴史は常に未来に向けて歩んでいきます。資料館の収集活動が今後も継続すること、そして収蔵品が多くの研究、開発に役立つことを願ってやみません。

医療監修・理事  酒井 シヅ

preservation society保存協会概要

団体名  一般財団法人 日本医科器械資料保存協会

役員(理事長、理事、監事)

沿革

  • 昭和48年(1973年)
    日本医科器械学会創立50周年記念式典にて、石山俊次会長が「50周年記念事業として医科器械資料館建設」を提唱。
  • 昭和50年(1975年)
    第50回日本医科器械学会大会の大会長である青木利三郎氏(当時、泉工医科工業㈱社長)が、第50回記念事業として「医科器械の歴史展」を開催。
  • 昭和51年(1976年)
    日本医科器械学会学術部に「医科器械資料page-preservation館準備調査委員会(以下「委員会」)」を発足させ、石山俊次会長の構想を、青木利三郎氏主宰の記念事業を基として、その具体化を促進。
  • 昭和52年(19page-preservation77年)
    青木利三郎氏は記念事業として収集した資料保存のため、自社(泉工医科工業㈱)の春日部工場内に常設展示場を設け、「青木記念医科器械史料館」として関係者に供覧・研究の便を図る。
  • 昭和53年(1978年)
    委員会の名称を「医科器械史料館設立準備委員会(以下「委員会」)」と改称。
  • 昭和53年(1978年)
    第1回委員会(綿貫喆委員長)を開催し、財団法人設立を目指し、名称を「日本医科器械資料保存協会」と決定。委員会の名称も「日本医科器械資料保存協会設立準備委員会(以下「委員会」)」と改める。
  • 昭和54年(1979年)
    委員会は厚生省許可の財団法人設立を目標とする基本方針を決定し、厚生省との予算折衝を開始。
  • 昭和56年(1981年)
    財団法人の設立発起人として武見太郎日本医師会会長ほか20名に就任を依頼。
  • 昭和57年(1982年)
    委員会としての財団法人設立の準備業務を完了し、榊原欣作日本医科器械学会理事を中心として約1年半にわたり厚生省と折衝。
  • 昭和58年(1983年)
    学会理事会および委員会で行った経過報告と審議を経て、昭和58年12月21日、財団法人発起人会を開催、12月24日、厚生省に財団法人設立許可申請書を提出。
  • 昭和59年(1984年)
    4月2日、渡部恒造厚生大臣から「財団法人日本医科器械資料保存協会」設立が許可。4月14日、財団法人として東京法務局に登記が完了。
  • 平成19年(2007年)
    印旛村、千葉県、厚生労働省その他の機関のご理解を得て、千葉県印旛郡印旛村に「印旛村医科器械歴史資料館」を開館。その後、印旛村と印西市の合併により、「印西市立印旛医科器械歴史資料館」に名称を変更、今に至る。
  • 平成23年(2011年)
    4月1日、「財団法人 日本医科器械資料保存協会」は公益法人改革に伴い、「一般財団法人 日本医科器械資料保存協会」に名称変更、今に至る。