収蔵品について

clinical departments診療科別検索

[O]放射線科

[O]放射線科の概要

X線が人体を透過する際、各臓器および異物によって吸収率が異なることを利用して、人体の内部構造や変化を知り、病気の診断をするのがX線検査です。1895年11月、ドイツの物理学者ウィルヘルム・コンラッド・レントゲンはX線を発見しました。日本では早くも翌1896年(明治29年)、東京帝国大学と第一高等学校がX線の発生に成功しています。京都の第三高等学校でも同年、村岡範為馳氏がX線写真の撮影を目指して実験を開始。同年、島津製作所の二代目、島津源蔵氏の協力を得て同年10月に国内で初めてX線の撮影に成功しました。島津製作所は明治42年(1909年)、国産初の医療用X線装置を製品化しました。