収蔵品について

product製品詳細

麻酔器(双胴式)

ますいきそうどうしき

  • 麻酔器(双胴式)

麻酔器(双胴式)

ますいきそうどうしき

  • [D]麻酔科
  • 麻酔器・麻酔用具

管理番号:348

発売年:昭和26年(1951年)

製造:泉工医科工業

外形寸法:間口630mm×奥行き740mm×高さ1,200mm

製品説明:麻酔は薬物を神経に作用させて痛みを感じさせない状態を作り出す方法です。全身麻酔には口や鼻から麻酔薬を吸入させる吸入麻酔法と、静脈から麻酔薬を注入する静脈麻酔法の2つの方法がありますが、麻酔器を用いた世界初の全身麻酔は吸入麻酔法で行われました。

昭和20年代当時のソーダライム(炭酸ガス吸収剤)の吸収能力は非常に低く、麻酔中のソーダライムの交換には大変な苦労が伴い、また、完全閉鎖循環であるため手早く交換しなければなりませんでした。これを解決するため、双胴式キャニスターを考案し安全な閉鎖循環麻酔への道を拓いたのがこの製品です。