収蔵品について

product製品詳細

血管吻合器セット(中山式/木箱入り)

けっかんふんごうきせっとなかやましききばこいり

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血管吻合器セット(中山式/木箱入り)

けっかんふんごうきせっとなかやましききばこいり

  • [F]外科
  • 外科器具

管理番号:769

発売年:1967年(昭和42年)頃

製造:泉工医科工業

外形寸法:間口450mm×奥行き260mm×高さ620mm(ケース寸法)

製品説明:吻合(ふんごう)”とは端と端をつなぐという意味です。外科手術では疾患部位を手術で摘出した後、分離している消化管などの環状臓器の断端を、その連続性を確保しながら結合します。これを吻合と言います。手技による“手縫い”の代行を行うのが自動吻合器です。消化管の断端を複数のB型ステープルで環状吻合する仕組みです。

この製品は外径1.5~4mmの細小血管の吻合が可能で応用範囲が広く、血管外科から臓器移植分野までさまざまな手術に使用されました。泉工医科工業は千葉大学第二外科の中山恒明氏指導のもと、誰でもどこでも容易に確実に吻合できる吻合器の開発を行った結果、完成したのがこの製品です。初心者でも失敗がない優れた吻合器として広く用いられましたが、その後、手縫いでの縫合と費やされる時間が変わらなくなったことから、使用される回数は次第に少なくなっていきました。