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product製品詳細

人工心臓ポンプ(メタルフィンガー式)

じんこうしんぞうぽんぷめたるふぃんがーしき

  • 人工心臓ポンプ(メタルフィンガー式)

人工心臓ポンプ(メタルフィンガー式)

じんこうしんぞうぽんぷめたるふぃんがーしき

  • [F]外科
  • 人工心肺装置

管理番号:2

発売年:昭和31年(1956年)頃 

製造:泉工医科工業

外形寸法:間口1,010mm×奥行き560mm×高さ1,100 mm

製品説明:人工心肺装置は弁膜症、大血管疾患、先天性心疾患、虚血性心疾患などの開心術中における心臓、肺の代用とするために開発されました。

この製品は人工心肺装置として人工肺(気泡型/Lillehei式)とともに使用された人工心臓ポンプです。金属バー(メタルフィンガー)を蛇行させポンプチューブをしごくように動かして送血する仕組みになっています。昭和31年(1956年)に大阪大学の曲直部寿夫(まなべひさお)医師らが小児の先天性心奇形の手術において使用し、日本で初めて成功した人工心肺装置と同型のものです。これを契機に人工心肺装置は日本でも多くの施設において心臓や血管の手術で使用されるようになりました。しかし、構造上、送血量を十分に得ることができず、また、大きな交流モーターを使用しているために音が大きいなどの理由により、長くは用いられませんでした。