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product製品詳細

消毒器(野戦型)

しょうどくきやせんがた

  • 消毒器(野戦型)

消毒器(野戦型)

しょうどくきやせんがた

  • [S]滅菌・消毒・中材

管理番号:172

発売年:大正13年(1924年)

製造:鵜殿工業所(現・ウドノ医機)

外形寸法:間口1,740mm×奥行き1,300mm×高さ1,560mm

製品説明:「消毒」とは人畜に対して有害な微生物、または目的とする対象微生物だけを殺滅することを指し、「滅菌」とは物質中の全ての微生物を殺滅または除去すること、つまり、増殖性を持つあらゆる微生物を完全に殺滅・除去することを指します。

この製品は、陸軍野戦病院用の高圧煮沸消毒器で、熱源の燃料は薪です。明治37年(1904年)から東京・篠田和助器械店で平山式蒸気消毒車が販売されていました。その製品をもとに鵜殿工業所の創業者、鵜殿廣久氏が改良したのがこの製品です。鵜殿氏が神奈川県浦賀船渠(浦賀ドック)で研究したドイツ製消毒器に備わっていた、安全弁・圧力計・温度計などを加えました。日本で最初に製造された高圧蒸気滅菌器と考えられています。