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血圧計

血圧計の概要

世界初の血圧計である水銀血圧計は、1896年、イタリアの医師リバ・ロッチによって発明されました。この方式の血圧計は世界中の医師や看護師によって広く使われました。しかし、人体に有害な水銀を使用していることから、現在はほとんど使われていません。1907年、米国のジョージ・テイラーが販売を開始したのがアネロイド型血圧計です。バネのような弾性体を使って圧力を計測するもので、携帯には便利ですが気温の影響を受けやすく、一定期間使用すると誤差を生じることがあるため、時々検定する必要があります。日本で初めてアネロイド型血圧計が製造されたのは昭和2年(1927年)。現在のアコマ医科工業の創始者である安藤駒太郎氏です。「アコマ血圧計」と命名し販売を開始しました。