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product製品詳細

補助循環駆動装置(IABP)

ほじょじゅんかんくどうそうちあいえーびーぴー

  • 補助循環駆動装置(IABP)

補助循環駆動装置(IABP)

ほじょじゅんかんくどうそうちあいえーびーぴー

  • [F]外科
  • 補助循環装置

管理番号:22

発売年:昭和30年(1955年)

製造:米国・コントロン社

外形寸法:間口330 mm ×奥行き630 mm ×高さ990 mm

製品説明:この製品は補助循環法のうちの「大動脈内バルーンカテーテル(IABP)」を行う補助循環駆動装置です。補助循環法とは薬物投与など内科的治療では改善されない重篤な心肺機能不全の患者に対して一時的に心臓ポンプ機能の器械的補助を行う方法です。IABPは下肢から先端にバルーンのついたカテーテルを挿入し、心臓左心室近くの大動脈起始部において心電図と同期させます。心臓から血液を拍出する時にはバルーンを膨らませて血流遮断を行って心臓に必要な冠動脈の血流量を増加。また、バルーン収縮時には左心室の収縮力を補助する働きをします。

治療法のオリジナルは1961年の米国Harken医師によるものですが、1969年に米国マウントサイナイ大学のKantrowitz医師の臨床応用の成功によって知られるようになりました。