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product製品詳細

人工心臓ポンプ(ローラー式)

じんこうしんぞうぽんぷろーらーしき

  • 人工心臓ポンプ(ローラー式)

人工心臓ポンプ(ローラー式)

じんこうしんぞうぽんぷろーらーしき

  • [F]外科
  • 人工心肺装置

管理番号:6

発売年:昭和39年(1964年)

製造:泉工医科工業

外形寸法:間口1,230 mm ×奥行き670 mm ×高さ860 mm

製品説明:人工心肺装置は弁膜症、大血管疾患、先天性心疾患、虚血性心疾患などの開心術中における心臓、肺の代用とするために開発されました。ローラー式の人工心臓ポンプの歴史は古く、1920年頃には海外で小型のローラーポンプが輸血用に使用されていました。1934年、De Bakey医師が輸血に使用したことから「De Bakeyポンプ」とも呼ばれています。ローラー式人工心臓ポンプのメリットは、①血液が直接、血液ポンプに接触しない、②弁機構を必要としない、③構造が単純で耐空性に優れている、などです。これにより現在でも主力で使用されています。

この製品は昭和39年(1964年)に製作されたローラー式人工心臓ポンプで、ダブルローラー型ポンプが送血用、吸引用など4基搭載されています。また、回転円板型人工肺用の回転装置も取り付けられています。ポンプの回転コントロールには機械式の無段減速器が使用されていますが、現在はポンプ1基ごとに小型の直流モーターを連結して、ポンプの回転をコントロールしています。