収蔵品について

product製品詳細

トリクロールエチレン吸入麻酔器

とりくろーるえちれんきゅうにゅうますいき

  • トリクロールエチレン吸入麻酔器

トリクロールエチレン吸入麻酔器

とりくろーるえちれんきゅうにゅうますいき

  • [D]麻酔科
  • 麻酔器・麻酔用具

管理番号:431

発売年:昭和32年(1957年)頃

製造:不明

外形寸法:間口140mm×奥行き75mm×高さ155mm

製品説明:麻酔は薬物を神経に作用させて痛みを感じさせない状態を作り出す方法です。全身麻酔には口や鼻から麻酔薬を吸入させる吸入麻酔法と、静脈から麻酔薬を注入する静脈麻酔法の2つの方法がありますが、麻酔器を用いた世界初の全身麻酔は吸入麻酔法で行われました。

この製品は麻酔薬のトリクロールエチレン液を使用する吸入麻酔器です。患者の意識を完全に消失させる深麻酔を行う閉鎖循環麻酔ではなく、それ以前の「無痛覚」の状態を維持させて、小手術を行う場合等に選択的に使用します。発売当時、非常に多く使用されていましたが、昭和40年(1965年)頃より使用されなくなりました。